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OT✩きょうこの部屋
作業療法士のきょうこです。
手指の動き パート2①
2022.04.18
「握りができている!さあ次は!」…と、色々期待したり焦ってしまうかもしれません。
ここは慌てず…
握りでスプーンを操作しているお子さんの多くはこんな感じです。
こんな工夫はどうでしょう
様々な環境を提供する=「自分の身体をどう使えば、もっと上手く出来るだろう?」=お子さん自身が、身体と自然を工夫して使っていくよう促せます。
手指の動き①
2022.02.07
図で「手指機能の発達段階」を確認しておきましょう。
回内とは、肘関節から手関節を繋ぐ前腕が内側に回っている状態、回外は外側に回っている状態です。
ここで手関節について。
手関節は、小石のような小さな10個の骨と、肘からつながる2本の骨で構成されています。
10個の骨が成人と同じように成長するのは10歳頃と言われています。
赤ちゃんは手指・手掌全てを使って握ります。
手指それぞれの分離運動にはこれからです。
少しずつ、各指が役割を持ち協力して、作業を遂行していくようになります。
先ずは、興味あるものに手を伸ばすことから!
次回は、具体例をもとにお話ししていきます。
カラフルの三輪車が教えてくれる「心と身体」④
2021.12.06
筋力等の問題ではなく三輪車が漕げない…
今回のお友達の場合は、発達性強調運動障害の可能性を考えます。
三輪車シリーズ①②では、姿勢が崩れやすいお友達の話をしました。
実はこのお友達は、筋肉が低緊張という特徴を持っていて、姿勢保持がちょっと難しいことがあるのです。今回のお友達は、そうではありません。
発達性強調運動障害とは、いくつかの運動を同時にしなければならないのに、それが上手くいきません。
以下のような遊びをおすすめしています。
・ブランコを揺らしながらボールを受け取る
・バランスボールで弾みながらボールを投げる
等々、
「~しながら~する」
こんな経験を積み重ねていくことが大切です。
①のお友達の脊柱-骨盤の様子は、
図のようになっています。
骨盤が寝てしまって、
これでは力を込めてペダルを
踏み込むことは、困難です。
腰を少しひいて、骨盤を立てると、
三輪車をこぎやすくなりました。
「体幹が弱い」
よく聞く言葉です。
(頭頸部)-脊柱-(骨盤)
この中枢がしっかりしていると、手足=抹消は、動きやすいのです。
加齢による筋力低下も同様です。
食事をしようと椅子に座っても、骨盤が寝ていると
椅子からズリズリと滑り落ちていき、姿勢が
崩れてしまいます。食事どころではありません。
更に、脊柱が曲がっているからと首を上げると、
頸部進展となり、誤嚥しやすい姿勢となってしまいます。
「体幹」「姿勢」は、どの年代でも大切です。
お母さん、お父さん、お婆ちゃん、お爺ちゃん… 皆に!
体幹を鍛える「クマ歩き」等、PTやすえの部屋で紹介されています。
是非、ご一読ください。
カラフルの三輪車が教えてくれる「心と身体」①
2021.11.12
大人気の三輪車!
「貸して」 「いいよ」 「ありがとう」 時には 「だめぇ」 「ちょっと待って」
お友達同士の様々なコミュニケーションが生まれます。
「小さい子がいるから気をつけて」 「ぶつからないように」
三輪車を含めた自分の身体サイズを理解する=身体図式を育っていけます。
行き先を見て 手でハンドル操作をしながら 足でペダルを踏む 全身の協調運動です。
さて先日、こんな感じの姿勢で
頑張ってこいでいるお友達がいました。
お友達どうなる!?
続きは次回!
カラフルの三輪車が教えてくれること③
2021.11.29
「三輪車に乗れない」ってどういうことでしょうか?
・身長が足りなくて足が届かない
・筋力が足りなくてペダルが動かせない
・体幹が弱くて…
等々…
カラフルにも、そんなお友達がいました。
お気に入りの玩具で誘導し、三輪車に跨ることは出来ました!
ペダルに足は届くのですが、上手く漕げません。
お友達がやってきて、自分も三輪車に乗って、後から押してくれます!
こんな風に、お友達と繋いでくれるのが、カラフル三輪車の良いところ!
さあ、どうなるお友達。。!
カラフルの三輪車が教えてくれる「心と身体」②
2021.11.18
ジオボード②①
2021.11.04
ジオボードで四角を作ってみます。
①利き手で輪ゴムをつまみ、非効き手でボードを押さえる。
少しずつ修正して完成させる。
②両手指で輪ゴムを四角に伸ばし、スティックにはめる。
いずれかが多いように思います。①でももちろんOK!
「両手が協力して目的を達成する」
この経験を積み重ねていきましょう!
ボードの下に滑り止めマットをしく、押さえるのを手伝うのもOK!
四角が、ちょっと見本と違っても、角が4つあれば、先ずはOK!
興味を持って、いろいろな形を作ってくれれば大成功です。
さて、この時の眼球運動は?
伸びたり縮んだりの輪ゴムを追い続けています。
これは追従性眼球運動といわれます。
例えば、教科書を読むとき、追従性眼球運動で1行目を読み、前回の跳躍性眼球運動で2行目に移り、追従性眼球運動で2行目を読み…と繰り返しているのです。
この間、焦点(フォーカス)が合っていなければ、上手に読めません。
両眼のチームワーク・調節力が大切なのです。
一つの作業が様々な多くの運動によって遂行されていますね。
では次回!
ジオボード①①
2021.10.25
ジオボードを作成しました。
・手指の巧緻性、手指手掌の筋力強化、両手動作の向上に役立ちます。
そして、横、縦のみで構成される図形から、斜めが入る図形…と、図形感覚をトレーニングしていけます。
そして今回は、同じものを2枚作成!
「見本を見る」→「手元を見る」この眼球運動を促します。
これは跳躍性眼球運動といわれるもので、日常生活の様々な場面で必要とされます。黒板を見て、ノートに書くときもこの運動をしています。
続きは次回!
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