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OT✩きょうこの部屋
作業療法士のきょうこです。
カラフルの三輪車が教えてくれる「心と身体」①
大人気の三輪車!
「貸して」 「いいよ」 「ありがとう」 時には 「だめぇ」 「ちょっと待って」
お友達同士の様々なコミュニケーションが生まれます。
「小さい子がいるから気をつけて」 「ぶつからないように」
三輪車を含めた自分の身体サイズを理解する=身体図式を育っていけます。
行き先を見て 手でハンドル操作をしながら 足でペダルを踏む 全身の協調運動です。
さて先日、こんな感じの姿勢で
頑張ってこいでいるお友達がいました。
お友達どうなる!?
続きは次回!
2021.11.12
カラフルの三輪車が教えてくれること②
2021.11.18
①のお友達の脊柱-骨盤の様子は、
図のようになっています。
骨盤が寝てしまって、
これでは力を込めてペダルを
踏み込むことは、困難です。
腰を少しひいて、骨盤を立てると、
三輪車をこぎやすくなりました。
「体幹が弱い」
よく聞く言葉です。
(頭頸部)-脊柱-(骨盤)
この中枢がしっかりしていると、手足=抹消は、動きやすいのです。
加齢による筋力低下も同様です。
食事をしようと椅子に座っても、骨盤が寝ていると
椅子からズリズリと滑り落ちていき、姿勢が
崩れてしまいます。食事どころではありません。
更に、脊柱が曲がっているからと首を上げると、
頸部進展となり、誤嚥しやすい姿勢となってしまいます。
「体幹」「姿勢」は、どの年代でも大切です。
お母さん、お父さん、お婆ちゃん、お爺ちゃん… 皆に!
体幹を鍛える「クマ歩き」等、PTやすえの部屋で紹介されています。
是非、ご一読ください。
カラフルの三輪車が教えてくれること③
「三輪車に乗れない」ってどういうことでしょうか?
・身長が足りなくて足が届かない
・筋力が足りなくてペダルが動かせない
・体幹が弱くて…
等々…
カラフルにも、そんなお友達がいました。
お気に入りの玩具で誘導し、三輪車に跨ることは出来ました!
ペダルに足は届くのですが、上手く漕げません。
お友達がやってきて、自分も三輪車に乗って、後から押してくれます!
こんな風に、お友達と繋いでくれるのが、カラフル三輪車の良いところ!
さあ、どうなるお友達。。!
2021.11.29
カラフルの三輪車が教えてくれる「心と身体」④
2021.12.06
筋力等の問題ではなく三輪車が漕げない…
今回のお友達の場合は、発達性強調運動障害の可能性を考えます。
三輪車シリーズ①②では、姿勢が崩れやすいお友達の話をしました。
実はこのお友達は、筋肉が低緊張という特徴を持っていて、姿勢保持がちょっと難しいことがあるのです。今回のお友達は、そうではありません。
発達性強調運動障害とは、いくつかの運動を同時にしなければならないのに、それが上手くいきません。
以下のような遊びをおすすめしています。
・ブランコを揺らしながらボールを受け取る
・バランスボールで弾みながらボールを投げる
等々、
「~しながら~する」
こんな経験を積み重ねていくことが大切です。
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